国際高等学校寮が2023年度グッドデザイン賞受賞

納村教授が設計監修した「国際高等学校寮」が「2023年度グッドデザイン賞」を受賞しました。以下の点が審査員から評価されました。

円形の国際寮が円弧状の既存校舎とともに、一体感ある造形を創り出している。

全ての寮室の大きな開口部から季節の中で移り変わる豊かな自然が望められる。

円形の内側に配置された多目的スペースは、日常生活の中でコミュニケーションが自然に育まれるようゆったりとした奥行きで計画されている。

ガラスに優しく映り込む緑や円形の中庭は、全寮制で人生の一時期を過ごす学生にとって記憶に残る風景になる。

今後もこの受賞に甘んじず、学生とともに持続可能な豊かな住環境について引き続き教育研究していきたいと考えています。

名称:国際高等学校寮

概要:自然豊かなランドスケープに囲まれた環境共生型の国際寮である。円形の建物の外側に、寮室が放射状に配置され、起伏豊かなキャンパスを一望でき、内側には、生徒が集まる共有スペースが配置され、寮生活の活動が可視化される。中庭から一段低くなった屋外型のシアター、そして校舎へと連続した動線計画とすることで寮と校舎の一体感をもたせた。

コ・クリエーターズ:

設計監修 納村信之、田島則行

設計監理 株式会社安井建築設計事務所

施工 株式会社竹中工務店

グッドデザイン賞審査委員による評価コメント:新しい円形の国際寮が円弧状の既存校舎とともに、一体感ある造形を創っていて美しい。寮室が円形の外周部に配置されており、全ての室の大きな開口部から豊かな自然が望める。特長的なのは円形の内側で、共用廊下でもある寮室前の多目的スペースは、日常生活の中でコミュニケーションが自然に育まれるようゆったりとした奥行きで計画されている。 季節によって表情を変えるキャンパスの中で、ガラスに優しく映り込む緑や円形の中庭は、全寮制で人生の一時期を過ごす学生にとって記憶に残る風景になることと思う。

グッドデザイン賞ウェブサイト等での紹介ページ:

https://www.g-mark.org/gallery/winners/15753?years=2023

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